ハラスメントを知ろう
ハラスメントの防止は、会社だけでなく、働く一人ひとりが取り組むべき課題です。
無意識の言動が相手に不快感や苦痛を与えてしまうこともあります。
安心して働ける職場環境を守るため、代表的なハラスメントの類型や具体例について確認していきましょう。
パワーハラスメント
パワーハラスメントとは、職場で優越的な立場や関係を背景に、業務上必要な範囲を超えた言動によって、従業員の就業環境を害する行為をいいます。
パワーハラスメントの類型
- ●身体的な攻撃
- ・殴る、蹴る ・物を投げつける
- ●精神的な攻撃
- ・人格を否定する発言 ・脅迫や威圧的な叱責
- ・本人を含む複数人へ侮辱的なメールの送信
- ●人間関係からの切り離し
- ・別室への隔離 ・集団で無視をする
- ●過大な要求
- ・達成困難な目標を課す ・必要な教育なく過重な業務を命じる
- ●過小な要求
- ・能力や経験とかけ離れた単純作業を命じる ・業務を与えない
- ●個の侵害
- ・私生活への過度な干渉
- ・本人の同意なく性的指向や病歴、不妊治療等の個人情報を漏らす
セクシュアルハラスメント
セクシュアルハラスメントとは、相手の意に反する性的な言動により、不利益を与えたり、就業環境を害したりする行為をいいます。
※行為者は上司や同僚だけでなく、取引先や顧客なども含まれます。
また、男性・女性を問わず、異性間だけでなく同性間でも発生する可能性があります。
セクシュアルハラスメントの類型
●対価型セクシュアルハラスメント
・性的な要求を拒否したことを理由に
解雇や配置転換などの不利益を受けること
●環境型セクシュアルハラスメント
・身体への接触や性的な言動により、
就業意欲や業務遂行に支障が生じること
妊娠・出産や、育児休業・介護休業などの制度利用に関する言動により、就業環境が害されることをいいます。
性別を問わず、制度を利用する労働者が対象です。
マタニティハラスメント
マタニティハラスメントの類型
●制度等の利用への嫌がらせ型(組織型)
・産休や育休の取得を妨げる発言や対応
・妊婦健診等の制度利用を認めない言動
●状態への嫌がらせ型(個人型)
・妊娠・出産等を理由に業務を制限する
・妊娠や育児に関する嫌がらせや心ない発言を繰り返す
The harassment measure is strengthened ハラスメント対策の強化
令和8年10月1日から、法改正により企業のハラスメント対策が強化されます。
これにより、求職者等に対するセクシュアルハラスメント、カスタマーハラスメントの防止措置が義務化されます。
求職者等に対するセクシュアルハラスメントとは
採用活動やインターンシップ、実習などの場面で、従業員が求職者等に対して行う性的な言動により、
求職活動等が阻害され、安心して活動できる環境が損なわれる行為が対象となります。
主な事例
・性的な冗談やからかいを繰り返す
・性的関係を要求する
・SNS等を利用した不適切な性的言動
カスタマーハラスメントとは
カスタマーハラスメントとは、顧客や取引先、施設利用者などによる社会通念上許容される範囲を超えた言動により、従業員の就業環境が害される行為を指します。
電話やSNSなどオンライン上での行為も対象です。
主な事例
商品、サービスと無関係な要求 ・土下座の強要
・過度なサービス要求や不当な損害賠償請求
・暴行、脅迫、暴言、侮辱 ・威圧的、執拗なクレーム
・長時間の居座りや不退去
明るい職場応援団(厚生労働省より)
