リラックスの一服、その煙に配慮を
一息つく時間は、気持ちをリセットする大切なひとときです。
たばこを吸うことが気分転換になったり、仕事の合間のリズムになっていたり、長年の習慣として生活の一部になっている方もいるのではないでしょうか。
たばこには、そのようなリラックス効果を感じる一面がある一方で、健康への影響や周囲への影響にも目が向けられるようになってきました。
今回は、喫煙による影響や配慮、喫煙場所についてご紹介します。
たばこに含まれる有害物質
【ニコチン】
たばこによる体への影響
喫煙者の死亡率は非喫煙者より高く、※国内で喫煙により亡くなった人は年間で19万人、世界では年間500万人以上と推定されています。
喫煙は体の細胞の遺伝子や器官を傷つけ、がんの他、
脳卒中や虚血性心疾患などの循環器疾患、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や気管支喘息などの呼吸器疾患、
糖尿病などの生活習慣病、さらに歯周病などさまざまな病気の原因になります。
また妊娠中の喫煙は、血流を介しておなかの赤ちゃんにも影響し、早産や低出生体重児が生まれるリスクを高めます。
妊娠に気づきにくい初期は、胎児の内臓をつくる細胞が成長する大事な時期ですので、妊娠前から喫煙をやめ、たばこの煙を避けるようにしましょう。
日本人では20歳より前に喫煙を始めると、男性は8年、女性は10年も寿命が短縮します。
※健康日本 21推進のための説明資料(厚生労働省より)
喫煙場所について
たばこの副流煙には主流煙より多くの有害物質が含まれ、受動喫煙による健康被害は深刻です。
屋外の喫煙場所として喫煙所が設けられていますが、たばこの煙の到達距離は直径14mの円周内と広い範囲に及びます。
たばこを吸わない人への健康影響を少しでも防ぐためにも、喫煙マナーや喫煙場所の確認はとても重要です。
喫煙は指定された場所で行い、周囲への配慮を忘れないようにしましょう。
Red Feather Community Chestー赤い羽根共同募金
共同募金運動は、第二次世界大戦後の1947(昭和22)年、「国民たすけあい運動」として始まり、
今日に至るまで、地域福祉を支える大切な活動として全国で取り組まれています。
募金活動には、「赤い羽根共同募金」のほかにも、 いろいろな色の羽根を使った募金活動があります。
赤い羽根共同募金
赤い羽根共同募金は毎年、厚生労働大臣の告示により、10月1日から翌年3月31日までの6か月間にわたり実施されています。
インターネット寄付システムも導入されており、
クレジットカード決済、携帯(キャリア)決済、コンビニ支払、口座振替、QRコード決済など、さまざまな寄付の決済方法があります。
このように、共同募金活動には趣旨や目的に応じたさまざまな種類があり、寄付の方法も時代に合わせて進化を続けています。
募金の趣旨や取り組みに触れる機会がありましたら、日々の社会の動きとして、少し関心を寄せてみるのもよいかもしれません。
共同募金とは
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/kyoudoubokin/index.html
